スポーツキャリア基礎A、B

　「スポーツ」と社会との関わりをいくつかのテーマに沿って概説し、学生アスリート・スタッフ諸君が未来に向けて自らが主体的に担い手となるべく理解を深め、もってその理解に立って受講生各自の履修プラン及び研究指針創り、職業選択、キャリアプランに役立てることを目的とする。テーマによって、適宜ワークショップ形式を活用し、ゲストスピーカーとともに進める。AとBは連続性を保って実施する予定。両方受講が望ましい。

スポーツ健康科学基礎

　健康維持・増進のために運動やスポーツがどのように役立つかを、生理学、疫学、予防医学、精神医学、社会学などそれぞれの領域で得られたデータを提示しながら多角的な視点から考える。

健康スポーツ統計学基礎

　スポーツと健康に関するさまざまな事象をデータから捉える方法を学ぶ。本講義では主としてデータを読み解く力を主として養う。現在さまざまな分野、場面で使用されている図表を資料として用いて解釈をすることから、データを見やすい図表にすることまでを取得する。さらに、最新のスポーツデータ分析の事例を用いて今後の方向性、可能性を学ぶ。

スポーツ傷害学基礎

　スポーツは健康の維持・増進に役立つ一方で、外傷や、さまざまな障害を起こすリスクもある。本講義ではスポーツ競技毎のさまざまなスポーツ傷害発生の現状や原因を知った上で、対策としての予防法と治療法を学ぶ。

スポーツ倫理学基礎

　スポーツが社会の中で多様化かつ大きな位置を占めるにつれ、さまざまな倫理的な問題が着目されるようになってきた。本科目では、スポーツマンシップ、ドーピング、ハラスメント、コマーシャリズムの4つをテーマとして取り上げ、具体的な事例を用いながらディスカッション形式で行い、スポーツに関わる倫理について考えながら学ぶ。

地域スポーツ演習

　スポーツイベントはどのような目的で行い、どのような役割が期待され、そのような課題があるのかを、学内および地域のスポーツイベントの企画、広報、運営を実際に実施することにより実践的に学ぶ。

生涯スポーツ演習

　スポーツと生涯にわたって関わってもらうことを目的に、小学生を中心とした子どもたち向けのスポーツワークショップをデザインしていく。パブリックスポーツの基本である「競う」という要素だけでなく、楽しむスポーツをめざし、参加の保証、楽しみを引き出すような企画をグループで考え実施する。

健康スポーツキャリア演習A

　人々の健康増進のために、データをどのように活かすかを、実際に体力測定等を実施しデータを分析した上で健康増進メニューの提案を行うグループ演習。演習は、自ら所属する部活等で取得したデータを使用する。演習の中で、健康データを取り扱うビジネスの現状についてゲスト講師を招いて解説してもらう。

健康スポーツキャリア演習B

　基本的な形式は健康スポーツキャリア演習Aと同様であるが、使用するデータや目的の切り口を変えて実施する。

スポーツビジネスキャリア演習A

　３日間のワークショップで特定競技（スポーツ）の活性化アイディアをまとめ、企業向けに企画提案するワークショップ。演習は、特定競技（スポーツ）の現状課題の整理・活性化アイディアの構築・企画書の作成・発表を行う。尚、現状課題の提示と発表へのフィードバックは実際に企業・スポーツ団体の担当者を招聘して行う。

スポーツビジネスキャリア演習B

　スポーツの競技力向上を目的にデータ分析および企画を行うグループ演習。 グループで決めた特定競技の日本代表の課題を洗い出し、より競技力を高めるための分析とトレーニング方法等の企画を行う。スポーツデータ分析をビジネスとして行っている企業人をゲスト講師として招いて実施する。