スポーツチームの組織マネジメントツール開発とその利用法に関する研究

～株式会社アトラエ※１の「wevox（ウィボックス）※2」を活用した産学共同研究～

　青山学院大学は、HR Tech事業を展開する株式会社アトラエと「エンゲージメントスコアを分析及び活用することによる、スポーツ領域における競技パフォーマンスとの関連についての共同研究」を行っています。

　共同研究は、青山学院大学が実施するスポーツキャリアプログラムの一部として実施しています。当該プログラムは、演習科目と講義科目により、「アスリートとしての競技能力の向上」 と「アスリートとしてのキャリアの拡大」を目指しています。具体的には、研究に協力してくれる青山学院大学内の各部を中心に組織改善プラットフォーム「wevox」によるサーベイを実施し、エンゲージメントスコアを測定します。これにより算出されたエンゲージメントスコア※3を基に、受講学生は、演習課題として各組織が抱えている組織課題を特定し、実施した改善施策の効果を測定するとともに、その後の競技パフォーマンスとの関連を分析します。“コンディションをデータで可視化する”ノウハウを活かして、アスリートのパフォーマンス向上に貢献するのが目的です。

　なお、当該共同研究の結果につきましては、順次開示していく予定です。

※1 株式会社アトラエ
『世界中の人々を魅了する会社を創る』をビジョンに掲げ、全ての社員が誇りを持てる組織と事業の創造にこだわるPeople Tech Company※。2016年東証マザーズ上場、2018年東証一部へ市場変更。2019年版 日本における働きがいのある会社ランキング小規模部門第一位。
※「テクノロジーによって人の可能性を拡げる事業を創造していく」という想いを込めたアトラエの造語

※2 wevox
エンゲージメント研究の国内第一人者の監修に基づき開発されたサービス。スマートフォンなどから3分程で回答でき、極めて回答ストレスの少ないUI設計が特徴。アンケート結果はリアルタイムで自動集計され、蓄積されたビッグデータと共に解析することで組織ごとの特徴や傾向、課題の特定を可能としている。現在ビジネス領域のみならず、スポーツや教育の領域でも広く導入が進んでおり、導入組織数は1,200以上、回答データは累計1,500万件を超える。

※3 エンゲージメントスコア
「組織に対する自発的な貢献意欲」や「主体的に仕事に取り組んでいる心理状態」を表すエンゲージメントをwevox独自の分析・テストを通して数値化したもの。